先日からあらゆる不調の原因「冷え」を取り上げています。
① 冷えのメカニズムと身体への影響
② 冷えのタイプ説明と対策 (今回ここ)
③ 氣幸ヒーリング(YouTubeにアップ予定)の紹介
50代、60代、70代、何歳になっても人生を楽しく遊べる身体でいるために、
今からしっかり美ボディづくりをスタートしましょう。
冷えは女性だけのもの?
女性は(一概には言えませんが)男性よりも筋肉量が少なく、脂肪が多いという特徴があります。
筋肉は体温の上昇にとても大きな役割を果たしていますし、脂肪は温まりにくい性質を持ちます。
冷えが起こりやすいといわれるのはその為です。
また、おなかまわりには卵巣や子宮がありますね。
とっても大切な臓器ですが、心臓など生命活動に関わる臓器へ、血液は優先して送られます。
そのため、お腹周りに冷えを感じやすくなるといいます。
そもそも卵巣も子宮も冷えからしっかり守らなければならない場所です。
冷えとホルモンバランス
女性ホルモンのバランスが乱れやすい生理前後は特に子宮を中心に冷えを感じたり・・
また、若い頃は冷えを感じなかったけど、更年期を迎えて冷えを感じるようになったという方もいらっしゃるようです。
ホルモンバランスの変化で自律神経も乱れやすくなります。結果、冷えを感じやすくなります。
冷えのタイプ4つ
冷えのタイプを4つ紹介します。
当てはまるものはありますか?ワンポイントアドバイスも参考にしてくださいね。
①手足が冷える —四肢末端型—
ダイエットや栄養不足、運動不足が原因であることが多く、手先、足先の血管が収縮して冷えが起こります。
肩こりや頭痛がすることも。
食生活の改善で内臓を温めたり、適度な運動で筋肉をつけながら、血の巡りをよくしていきたいですね。
②下半身全体が冷えるタイプ −上熱下寒型−
姿勢の悪さや長時間のデスクワークなどが原因で、コリや血行不良が起きやすいです。
上半身には血が巡るので、顔がほてったり、「冷えのぼせ」の症状があることも。
気や血の巡りを良くするために、こまめなストレッチをすること。
下半身の筋肉の衰えも見直しましょう。
時々立ち上がってスクワット!なども良さそうです。
③全体が冷えるタイプ −全身型−
代謝の低下が原因で、身体全体が冷えるタイプです。
食欲の低下、気力の低下、倦怠感、風邪をひきやすい、すぐお腹を下すなどの症状があることも。
手足の冷えが目立ちにくいため、冷えの自覚があまりありませんが、長年の蓄積で免疫力が低下している場合もあるためしっかり対処したいです。
良質な睡眠、適度な運動、温かい食事(陽性がいいですね)。
腹巻やレッグウォーマーなどで温めたり、締め付ける洋服を避ける等の工夫もしてみましょう。
④内臓が冷えるタイプ −内臓型−
主にストレスが原因だと言われる冷えです。
ストレスで冷えるって意外ですよね。
ストレスは、自律神経に影響を及ぼします。
手足の血管が収縮できなくなり、内臓にも血液が行き届きにくくなり、内臓も冷えてしまいます。
手足の冷えが発生しないケースもあるので、冷えを自覚しにくいです。
気を付けましょう!
疲れているのに眠れない、集中力がなくイライラする、食欲不振、胃痛、息が吐きづらいなどの症状があることも。
吐く息を意識した深呼吸、ストレッチ、ゆっくり湯船につかる(肌に刺激のない精油を入れるのもお勧め)など、
忙しい時ほど、緩める時間を積極的に作ってくださいね。
大事なのは慈愛(自愛)
以上4つのタイプを紹介しましたが、複合型もあります。
自分の身体や心を丁寧に見て、必要なことをしていきたいですね。
* 適度な運動
*上質な食事
*ストレスのコントロール
*良質な睡眠
*禁煙(自律神経に影響を及ぼし、血管を細くしてしまうと言われています。)
また、温活をしているのにイマイチ効果が・・という時は、身体を冷やす砂糖や果物、コーヒーを取りすぎていないか振り返ったり、
仕事に熱中するあまり座りっぱなしになっていないかなど、
自分を慈しむ視点を忘れないようにしましょう。
冷えと男性
冷え症は女性に多い傾向にありますが、男性にも可能性はゼロではありません。
男性の冷えの主な原因は、 「運動不足」「肥満」「ストレス」の3つです。
* 運動不足
女性が男性より冷えやすいといわれるのは、一般的に男性よりも筋肉量が少なく、脂肪が多いという特徴があるからです。
男性も、リモートで急に運動が減った方や、筋肉量が落ちると言われる中高年世代の方は気を付けましょう。
*肥満
ドロドロの血液は、循環が悪くなり、手足など末梢の冷えに繋がります。
* ストレス
リモートワークで出勤が無い分ストレスが減ったかというと、そうではなく、オンオフの切り替えが難しくなり、
自律神経のバランス切り替えもうまくいかなくなりがちです。
交感神経優位のままだと、寝つきが悪く、熟睡もできなくなります。
しっかり仕事モードをオフにしましょうね。
*中高年の方
男性は冷えの自覚が無い方も多いそうですが、中年以降はちょっと意識した方がよさそうです。
筋肉量低下に加えて、臓器などの老化によって基礎代謝が下がることで冷えを感じるようになったり、
頻尿や腰痛、肩こりといった症状で気づくこともあるそうです。
どれもよくある症状ですが、「実は身体が冷えていた」ということもあるんですね。
*お腹が弱い方
手足が温かい場合は、まさか自分が冷え症だと思わないかもしれませんが・・
内臓が冷えている可能性がありますよ。
簡単!背骨ストレッチでカラダが変わる
いま立ち上がって、一緒にストレッチをしてみませんか?
①足は肩幅。指を組んで手のひらを天井に向け、ぐーーーんと伸びをする。
伸びるとき息を吸い、つま先立ちになってみましょう。
②伸びきったら数秒間息を止める。
一気にぷはーーッと息を吐きながら脱力し、腕と踵をおろす。
いかがでしたか?
背骨が伸び、身体に血が巡ったのを感じませんでしたか?
1日に数回やってみましょう。
背骨が伸びるって大事です。カラダが変わるはず!
次回は、
*血流をよくする呼吸法の紹介
*氣幸ヒーリングの紹介
です。おたのしみに!