YouTubeで「腸の汚れと肌老化の関係」
についてお話しました。
スキンケアをしているのにくすみが取れないのは、
実は腸の働きと深く関係している
——そんな内容です。
今回はその動画を補足するかたちで、
もう少し詳しく
「腸と美容の関係」を解説していきますね。
ヒーリングを効果的に受けるためにも、
そして美しくいるためにも、
「知識」はとても大切なんですよ。見落としがち!小腸と大腸の違い
まずは消化の基本から。
食べたものの大部分の栄養は、
小腸で吸収されます。
糖やアミノ酸、脂肪酸は小腸で取り込まれ、
肝臓を経由して血液やリンパにのり、
全身へ届けられていきます。
本来、大腸の役割は水分を吸収し、
便を形作ることです。
つまり「便になるもの」は
血液には取り込まれない仕組み。
腸に便がとどまると何が起きる?
問題は、
腸に便が長くとどまってしまうときです。
たんぱく質や脂肪が
小腸で消化しきれずに大腸まで届くと、
大腸内で分解が始まり、
アンモニアや硫化物などの腐敗産物が発生します。
本来、腸の壁はバリアのように働き、
サイズが大きいものや有害なものを通さない仕組みです。
ところが腸内環境が乱れて炎症が起きると、
このバリアがゆるみ、
想定外の腐敗産物が
血液に取り込まれてしまうことがあるのです。
これらは一旦は肝臓で処理されますが、
量が多いと処理しきれず、
そのまま全身を巡ってしまうことも。
美容への影響
血液に乗った腐敗産物は免疫を刺激し、
身体に慢性的な炎症を起こしやすくします。
炎症が続くと、
お肌のコラーゲンやエラスチンを分解する酵素が
活性化してしまいます。
こうして「お肌の土台」が崩れていく。
結果として、
シワ・たるみ・くすみといった
「老け顔」を加速させてしまいます。
腸の汚れは体臭や疲労感のみならず、
免疫の乱れ、ホルモンバランスの不調につながります。
風邪をひきやすい、回復力が落ちる、
肌以外の老化が目立つなど、
全身の不調として現れてきます。
誤解しやすいこと
ここで、
多くの方が意外と知らないポイントを整理します。
腸に穴があくようなイメージを持たれがちですが、
そうではなく「腸の粘膜のバリアがゆるむ」状態です。
本来は通れないはずの物質が通り抜けて、血液に入ってしまう。
それが腸漏れ(リーキーガット)の正体です。
腸を通り抜けた物質は、まず肝臓に送られます。
肝臓で処理しきれなかったものが血流に乗り、
全身を巡ってしまうのです。
改めて、腸の重要さを認識しよう
では、どうすればいいのでしょうか。
基本はシンプルです。
これらは腸の働きを健やかに保つベースです。
さらに、美を追求するなら
「腸内常在菌叢」を意識してみましょう。
腸内常在菌層にアプローチする方法があります。
お肌からも腸からもアプローチが可能な美容気功だからこそ、
キレイも加速。
ここで改めて。便秘はNG!
便秘は、1日や2日程度なら
「少し不快なだけ」と思われがちですが、
美には大きなリスクです!
(毎日お通じがあっても、不快であれば便秘と言えるそうです)
腸に便が長くとどまるほど腐敗が進み、
腸内で生まれた腐敗産物が全身をめぐり、
老化を早めてしまうから。
いわゆる毒素と呼ばれているものですが、
美の観点から見れば、
まさに毒だと言えるのではないでしょうか。
しかも、1日1回の排便があっても
十分とは言いきれず、
複数回ある方が理想的とも言われています。
美と若さを追求したい人は、
腸のリズムを整える工夫をしてみましょう。
美容気功では、腸に良い技術を扱っています。
美腸・美肌
まとめです。
腸とお肌は深くつながっています。
腸に便が滞ると腐敗産物が増え、
腸のバリアがゆるむことで血液に入り、
肝臓でも処理しきれない分は全身を巡る。
それが慢性炎症や老化の原因になり、
お肌のシワやくすみ、
さらには全身の老化へとつながっていきます。
外側のスキンケアだけでは解決できないことがある。
——だからこそ、
内側から腸を整える知識と習慣が欠かせません。
毎日の生活を見直しながら、
美容気功のアプローチもぜひ取り入れてみてください。
あなたが一生美人でいられますように。