■涙は心の氷を解かす■
最近あなたはいつ、涙を流しましたか?
泣いてばかりという人。そういえばずっと泣いていないという人も。
涙には、カタルシス効果など、身体にも心にも色々なメリットがあるのはご存知ですか?
泣くのをつい我慢してしまう人も、
今回のブログで涙の意外な効果やメリットを知ったら、
泣くことへの抵抗が無くなるばかりか、自分への慈愛スイッチが入るかもしれません。
心の氷を解かすヒーリング瞑想動画も紹介しますので、
ぜひ最後までお読みくださいね。
せめて今だけでも泣いてほしい
セッションで、涙を流される方は少なくありません。
ほとんどの方が、「すみません・・」と泣くのを止めようとするので、
いいんですよ、どんどん泣いてくださいとお伝えしています。
泣くとセロトニンが出て癒されることを知っているからです。
泣きたいときはどんどん泣いて、心の氷を溶かして欲しいからです。
セッションが終われば、また日常ですから、せめて今だけでも緩んで欲しいと思っています。
情動の涙は人間だけ
① 基本的な涙
人間や哺乳動物の目は、ほこりや最近から保護するために、常に涙で角膜を潤った状態に保っているそうです。
② 反射的な涙
この2番目はなかなか興味深い記述でしたよ〜。(Wikipediaを参考にさせていただきました)
・タマネギを切った時に出るガスや、催涙スプレーなどの異物の刺激が、
角膜や結膜、鼻粘膜を含む目の環境を刺激し、眼神経の「TRPチャネル※」の引き金を引くことで、涙を出す反応を示す。
・この反応は、強い光、熱い物や刺激物を口内で感じた時、嘔吐、咳、あくびなどによっても引き起こされる。
・こういう反応は目などに入った異物を洗い流すための涙ですから、花粉症も該当しますよね。
本題とは関係ないのですが、
※TRPチャネルとは、「温度感受性チャネル(Transient Receptor Potential)」のこと。
温度のみならず多くの化学的・物理的刺激を感受するセンサーだそうです。
タマネギの成分も、催涙スプレーも、同じ催涙ガス的な刺激なんだなと思うと、くすっと笑ってしまいませんか。
確かに催涙ガスですものね。
つらい嘔吐やあくびも、同じ「口内の刺激」なのですね。
この抽象度の高さが、なんとも面白かったです。
③ 情動の涙
この③が、感動した時など、情動が動いた時に流す情動の涙です。
①②は、生理現象なので人間だけではないけれど・・
人の気持ちを汲み取って泣くのは人間のみなのですって。
私たちは、喜怒哀楽・・悲しい時だけでなく、嬉しい時も、悔しい時も、心が動いた時に涙を流しますね。
そういった、自分の中にわきあがる感情による涙だけでなく、
相手の気持ちに深く共感した時にも涙を流した経験は、誰もがありますよね。
脳科学によると、ペットが飼い主の気持ちを理解することはあるそうなんですが、
人間の気持ちを汲み取って泣く事はないとのこと。
だから人間は特別なのだ・・と言いたいのでは全くありませんが、
人間は他の動物よりも「大脳」が発達してきていることに関係があるんですね。
相手の立場に立って感情移入することが出来る能力は、
いわゆる「共感脳」といって、大脳の前頭前野にあるそうです。
(このまま大好きな脳の話に深入りしそうなのをぐっとこらえて・・)
この共感脳の働きによって、私たちは、言葉以外の方法でも相手の意図や心をくみ取り、共感することが出来ます。
友人の笑顔を見て、「笑顔でいるけれど、本当は辛いんだろうな。」ということが分かるのも、
この働きだそうです。
女性は共感脳。では男性は? 男女のすれ違いはここから
ちょっと余談(結局脱線します)
昔から、男性はアドバイスをしたがるのに、女性はそんなことを求めていなくて。
夫や恋人に何か話をし始めた途端、「それはこうすれば?」「何が問題なの?」なんて言われ、
「彼ったら全然話を聞いてくれない!!」なんていうすれ違いは定番ですね。(ですよね?)
男性はお店でも、目的のものにまっしぐら。女性はウインドウショッピングが楽しかったりしますし。
女性は共感脳、男性は目的脳。狩猟採集時代からの遺伝子のようです。
(もちろん全員がそうだというのではなく・・。男女差があるのは生殖と生存に有利だからということ。)
こう考えると、男女の違いを上手に活かせば、仕事でもプライベートでも最強のパートナーになりそうなのですが。
実際はなかなかスッキリいきませんね。
涙の味???
次回は、
・なぜ泣くといいのか?
・涙の味が違うわけ(違うんですって!)
・心の氷が溶けるヒーリング瞑想の紹介
です。
こちらをクリック!今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
愛と感謝を込めて。