1. BLOG
  2. 泣くことの意外な効用とは? 涙と脳の深いつながり、男女のすれ違いとの関係①
 

泣くことの意外な効用とは? 涙と脳の深いつながり、男女のすれ違いとの関係①

泣くことの意外な効用とは? 涙と脳の深いつながり、男女のすれ違いとの関係①

 

■涙は心の氷を解かす■


最近あなたはいつ、涙を流しましたか?

泣いてばかりという人。そういえばずっと泣いていないという人も。

涙には、カタルシス効果など、身体にも心にも色々なメリットがあるのはご存知ですか?

泣くのをつい我慢してしまう人も、

今回のブログで涙の意外な効果やメリットを知ったら、

泣くことへの抵抗が無くなるばかりか、自分への慈愛スイッチが入るかもしれません。

心の氷を解かすヒーリング瞑想動画も紹介しますので、

ぜひ最後までお読みくださいね。

 

せめて今だけでも泣いてほしい

セッションで、涙を流される方は少なくありません。

ほとんどの方が、「すみません・・」と泣くのを止めようとするので、

いいんですよ、どんどん泣いてくださいとお伝えしています。

泣くとセロトニンが出て癒されることを知っているからです。

泣きたいときはどんどん泣いて、心の氷を溶かして欲しいからです。

セッションが終われば、また日常ですから、せめて今だけでも緩んで欲しいと思っています。


このような涙は「情動の涙」といって、人間だけが流す涙だそうですよ。

情動の涙は人間だけ


さて、涙の意外な効果やメリットのお話に入る前に、涙が存在する理由を3つお話しますね。

 

① 基本的な涙

人間や哺乳動物の目は、ほこりや最近から保護するために、常に涙で角膜を潤った状態に保っているそうです。

 

② 反射的な涙

この2番目はなかなか興味深い記述でしたよ〜。(Wikipediaを参考にさせていただきました)


・タマネギを切った時に出るガスや、催涙スプレーなどの異物の刺激が、

角膜や結膜、鼻粘膜を含む目の環境を刺激し、眼神経の「TRPチャネル※」の引き金を引くことで、涙を出す反応を示す。


・この反応は、強い光、熱い物や刺激物を口内で感じた時、嘔吐、咳、あくびなどによっても引き起こされる。


・こういう反応は目などに入った異物を洗い流すための涙ですから、花粉症も該当しますよね。

 

本題とは関係ないのですが、

※TRPチャネルとは、「温度感受性チャネル(Transient Receptor Potential)」のこと。

温度のみならず多くの化学的・物理的刺激を感受するセンサーだそうです。

タマネギの成分も、催涙スプレーも、同じ催涙ガス的な刺激なんだなと思うと、くすっと笑ってしまいませんか。

確かに催涙ガスですものね。

つらい嘔吐やあくびも、同じ「口内の刺激」なのですね。

この抽象度の高さが、なんとも面白かったです。

 

 

③ 情動の涙

 

この③が、感動した時など、情動が動いた時に流す情動の涙です。

①②は、生理現象なので人間だけではないけれど・・

人の気持ちを汲み取って泣くのは人間のみなのですって。


私たちは、喜怒哀楽・・悲しい時だけでなく、嬉しい時も、悔しい時も、心が動いた時に涙を流しますね。

そういった、自分の中にわきあがる感情による涙だけでなく、

相手の気持ちに深く共感した時にも涙を流した経験は、誰もがありますよね。


脳科学によると、ペットが飼い主の気持ちを理解することはあるそうなんですが、

人間の気持ちを汲み取って泣く事はないとのこと。

だから人間は特別なのだ・・と言いたいのでは全くありませんが、

人間は他の動物よりも「大脳」が発達してきていることに関係があるんですね。

 

相手の立場に立って感情移入することが出来る能力は、

いわゆる「共感脳」といって、大脳の前頭前野にあるそうです。


 (このまま大好きな脳の話に深入りしそうなのをぐっとこらえて・・)


この共感脳の働きによって、私たちは、言葉以外の方法でも相手の意図や心をくみ取り、共感することが出来ます。

友人の笑顔を見て、「笑顔でいるけれど、本当は辛いんだろうな。」ということが分かるのも、

この働きだそうです。


女性は共感脳。では男性は? 男女のすれ違いはここから

 

ちょっと余談(結局脱線します)

昔から、男性はアドバイスをしたがるのに、女性はそんなことを求めていなくて。

夫や恋人に何か話をし始めた途端、「それはこうすれば?」「何が問題なの?」なんて言われ、

「彼ったら全然話を聞いてくれない!!」なんていうすれ違いは定番ですね。(ですよね?)

 

男性はお店でも、目的のものにまっしぐら。女性はウインドウショッピングが楽しかったりしますし。

 

女性は共感脳、男性は目的脳。狩猟採集時代からの遺伝子のようです。

 

(もちろん全員がそうだというのではなく・・。男女差があるのは生殖と生存に有利だからということ。)

 

こう考えると、男女の違いを上手に活かせば、仕事でもプライベートでも最強のパートナーになりそうなのですが。

実際はなかなかスッキリいきませんね。



涙の味???

 

次回は、

・なぜ泣くといいのか?

・涙の味が違うわけ(違うんですって!)

・心の氷が溶けるヒーリング瞑想の紹介

です。

こちらをクリック!

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

愛と感謝を込めて。